2013年11月7日木曜日

衛星局エリアでの遅延現象についてのお詫びと対策について

衛星局エリアでの遅延現象についてのお詫びと対策について



 高知県土佐清水市の以布利局、中ノ浜局、貝ノ川局エリア。山形県戸沢村の角川局エリアにおきまして、先月下旬頃、通信の接続不良および遅延現象が発生いたしました。お客様には、多大なご迷惑をお掛けしましたことを深くお詫び申しあげます。



 また、遅延現象の原因究明とその対策につきましては、以下の通り実施いたしましたので、ご報告させていただきます。



 衛星局のモデムには、衛星通信の遅延を解消するために、処理能力を向上させる装置(アクセラレーター)が装備されております。



 そして、その装置にはセッション(アクセス数)制限が設定してあり、その数が500を超えるとシステムが自動的にダウンする仕組みになっております。



 したがいまして、セッションオーバーになる度にシステムダウンが発生し、衛星局のモデムを手動でリセットするまでの間に接続不良を引き起こす原因となっておりました。そこで、アクセラレーターの機能を一旦OFFにして、システムダウンの原因究明を行ってまいりました。しかし、機能をOFFにした関係上、通信に遅延現象が発生してしまいました。



 システムダウンの原因としましては、「Winny」などのP2Pファイル交換ソフトの使用による回線の占有が主要因と考えられました。原因が解明できましたので、5月末に、衛生局のアクセラレーターの機能を再度ONにいたしました。



 そして、セッションオーバーするとシステムがダウンするという当初の不具合につきましては、以下の対策を講じました。



















1.TCPのタイマー値を調整し、極力セッションを抑えるようにしました。
2.それでも500セッションを超過する可能性があるので、その際には自動的に検知をして自動的に復旧させる仕組みを取り入れました。
(自動で現地のネットワークへログインして衛星局のモデムをリセットさせます。)




 現在、上記の対策により遅延現象は解消しております。引き続き経過観察を行い、2度と同じ現象が発生しないよう万全の体制で監視を行っておりますので、今後とも変わらぬご支援を賜りますようお願い申しあげます。



関西ブロードバンド株式会社

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